
【装いを新たにした特装版!!】気が付かなければそこそこの幸せでいられたのに―。石原朱里(29)は、言いたいことはあまり主張できず、真面目な人間な故にたくさんのことを我慢して生きてきた。それでも、夢見ていた職業に就き、週末は一緒に暮らす恋人・坂本晋也がいる…それだけで良いと思っていた。しかしある日、街で晋也が浮気しているところを見てしまい、彼女が守っていた『そこそこの幸せ』は崩壊した…。仕事と恋愛はどちらが大切なのか、結婚とはなんなのか―…。独身のアラサー女子たちが『本気の幸せ』を探して悩み、嫉妬して、涙して、そして笑って…究極の感動物語が今始まる―…。【恋するソワレ】【本作品は「金魚の夜(フルカラー)」第1~5巻を収録した電子特装版です】
引用:まんが王国
飛ばし読みしてみる?
金魚の夜1巻のあらすじ
主人公の朱里(あかり)は、幼い頃ある冬のクリスマスシーズンでお星様が降りたったあの情景を、とめどなく溢れ出る感情で、胸がいっぱいだったあの時のトキメキを、光の中でひたすら何かを探し続けていた。
しかし気がつけば30代目前。
今となっては何を探しているのかもわからないまま
「大人」という言葉が不釣り合いな「おとな」になってしまった・・・。
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金魚の夜1巻のネタバレ
主人公の朱里(あかり)は照明会社で働いていた。
徹夜で終えた仕事の帰り道、いつも気持ちが沈んでしまう。
水槽の水を替えたかのように、半分くらい新しい空気が入り込み、清々しく感じながらもなぜか寂しい気持ちになっていた。
気分転換したい。。。そんな気持ちを彼である晋也(しんや)に伝えると
「仕事なんてそんなもんだろ。もともと朱里は要領悪いんだよ。一生懸命なのはいいけど」
と軽くあしらわれた上に携帯電話がなり、席を外してしまった。
晋也とは、会社の先輩の紹介で、2度目のデートで付き合うことになった。
消極的な朱里と違って声が大きくよく笑う人だった。それが本当に大好きだった。
付き合うことになった時、真っ先に先輩に報告した。
先輩は有能で話し方も上品で優しくて。。。寿退社する時はみんなが寂しがった。
気付けば今の私はその時の先輩と同じ年。そう思うと急に不安になった。
ある日会社で同僚からネイルを褒められていると高橋さんに
「ネイルケアって1万円くらいするでしょ?石原さんってお金持ちなのね〜」と嫌味を言われる。
(あんたの鼻のボトックスの方が数倍は高いだろっ!!!)
と言う勇気がないので、心の中で叫ぶ。
帰りに居酒屋で同僚と飲みながら、なんで高橋さんはやたらと朱里に意地悪してくるんだろうという話で盛り上がる。
自分は楽な仕事をして、それ以外は朱里に押し付けたり。
でも会社での評判はそこそこよくて。
「どちらかというと高橋さんは世渡り上手というより要領がいいんじゃないですか?」
本当はただの嫌な女には変わりないけど。
朱里達は足どり軽く店を出ると、街なかで見てはいけない物を見てしまった。
そこには仲睦まじく肩を抱きながら歩く晋也と高橋さんの姿が!
朱里はあまりの衝撃に足を滑らせダンボールに突っ込み、頭からバケツに入っていた水を被ってしまう。
「飲みに行ったのが悪かったのかな。何も見なければそこそこ幸せでいれたのに」
結局晋也に問い詰める事が出来ず、絶望に陥っていた。
そもそも、晋也との関係は完璧ではなかった。でも、それでもいいと思っていた。
だってこんな私と付き合ってくれる人なんてきっといないから。
だから、今までずっと我慢もしてきた。
でも、一体いつから・・・・??
翌日目が覚めると、昨日の出来事が遥か遠くに感じられた。
出勤し、笑っている高橋さんを見て一瞬吐き気がしたけど、現実味がなく、
ビックリするくらい落ち着いていた。
晋也から会いたいとメールが送られてきたが、仕事の会食が入り断ってしまった。
会食ではいつもと同じ、「上司の昔の栄光ネタ」にうんざりし、席を立つと、
会社の男子が朱里の悪口を言っているのを聞いてしまう。
帰宅し、全ての詰まりを吐き出すかのようにトイレで吐き続けた。
翌日、急に晋也が家に訪れてきた。
体調が悪いというとお粥を作って食べさせてくれた。
高橋さんと一緒にいるのを目撃した事を告げられず、タイミングを逃す朱里。
私は一体何をどうしたいんだろう?この人とは別れる??
自分自身に問いかける朱里。
身体を求めてくる晋也を拒否するが、「俺はずっと朱里と会えるのを楽しみにしてたんだぞ」
と強く言われ、受け入れるしかなかった。
1年近く付き合ってた人の顔なのに、なんだか急に他人に見えた。
全てが否定的で自暴自棄になっていた矢先、仕事で大きなプロジェクトを任される事になった。
それは、普段の朱里を見ていてくれた生田(いくた)からの推薦だった。
深い水の中から抜け出した気がした。
そこから朱里の中で何かが変わっていくのか・・・・・?!
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金魚の夜1巻の感想
30代目前とした、何か変わらないといけないと葛藤し、もがき苦しむ主人公の朱里。
そんな彼女の成長を追っていくこの作品は、仕事、恋愛の両立で悩む女性に共感出来る作品だとおもいます。
「そこそこの幸せ」が壊れた瞬間、本当の探し求めていたトキメキや溢れ出る想いに巡り会う事ができるのか。
仕事や人との出会いによって朱里を変えていってくれると思います。
オールカラーで繊細な色彩が雰囲気に合っていて、読みやすかったです。
作者の先生は韓国の方だそうです。
気になる人は是非!!
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