
桐谷美玲さん主演でドラマ化もされた高梨みつば先生の「スミカスミレ」1巻のネタバレと感想を紹介しています♪
女子高生の中身は還暦!? 如月澄は、祖母・父・母を介護し続け、気がつけば恋もしないまま60歳になっていた。母の葬儀を済ませ独りきりになったある日、澄のもとに黎と名乗る猫が現れ「青春をやりなおしたい」という望みを叶えてやると言う。17歳の少女・すみれとして若返った澄は高校に通うことに!?
引用:まんが王国
スミカスミレ1巻のあらすじ!
如月澄(きさらぎすみ)は60歳。家業、祖母、父母の介護をしながらいつの間にか自分の事をしない人生を送ってきた。
母を看取り、写真を整理していると古い屏風が現れ、そこから黒猫が現れた!!
人間の姿に形を変えた黒猫の「黎(れい)」は、もう一度青春を楽しみたい澄の願いを受け入れる。
高校生になった澄は「如月すみれ」として人生をやり直す事に決めた!!
すみれにはどんな青春が待っているのかーーーー???!!!
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スミカスミレ1巻のネタバレ!
主人公の如月澄(きさらぎすみ)はもうすぐ60歳になる時に母を看取った。
今まで祖母、父母の介護をしながら生きてきて、自分の為に何かをするという事がないまま独身生活を送っていた。
家業は花農家で、一人っ子の澄は家の手伝いをする為に放課後友達の家に行って遊ぶことも許されなかったのだ。
ふと、役目を果たしたように、これからどうしようかと考えた。
母の写真を探している時、屏風を見つける。
そこには黒猫とカキツバタが描かれていた。不注意で縁が割れて手にささり、それを抜いた時に血が吹き出て屏風に飛び散ってしまう。
早くシミ取りしなきゃと慌てていると、シュワ〜と消えてしまった。
確かに付いたんだけど、跡形もなく消えているわ・・・と不思議に思いながら、母の写真を見ていると澄の高校時代の写真も出てきた。
高校1年生の時は、学業と家の手伝いと友達とお話する毎日が楽しくて仕方がなかった。
ところが、2年生になった矢先、祖母が事故に遭い、家業で忙しい父母の代わりに高校を辞め、祖母の看病と家の手伝いをさせられるよう父から命じられた。
母は高校に通わせてあげてくださいと何回も説得したが、父は女に学問はいらん!と問答無用だった。
泣いて謝る母に、
「家にいるの好きだからいいよ」
と笑顔で答える澄だった。
しかし、楽しそうに登校している友達を見ると悔しくて悲しくて仕方がなく、よくこっそり泣いているのだった。
「私もっと高校に通いたかった。もっと勉強や恋もしてみたかった」
ふとどこからか
「お前の望みはなんだ?」
と聞こえてきて
「17歳になって青春を楽しんでみたい!!」
という澄。ハッと目が覚め、夢を見ていると思ったら屏風の猫が黎(れい)という名前で現れ、澄が黎の封印を解いたという。
ガタガタ震える澄に、仕方ないと、人間の姿に変わる黎。
澄は黎の手により17歳の女の子に生まれ変わり、「如月すみれ」として高校へ通う事となった。
緊張しながらも転校生として生徒の中に入るすみれ。
今と昔では高校の様子や生徒の雰囲気も違う。
親睦を深める為に放課後クラスのイベントのカラオケに参加するが、流行の歌が分からなかったり、服装も今風ではなかったり、やっぱりついていけないと感じていた。
そして、すみれも歌いなよとタッチパネルを渡されると、間違えてリーダー格の亜梨沙の歌を止めてしまう失敗をしてしまい、いたたまれなくなりその場を抜け出してしまう。
ガラス越しに見る自分は60歳の澄がいたような気がして、見た目だけ若くても結局中身は60歳の自分なんだ・・・と落ち込んでいた。
そこに黎が現れ、
「あなたは60年間寝て過ごしたのですか?60なら60の老婆らしく胸を張って厚かましく生きろ!!」
と励ましてくれた。
この言葉をきっかけに、自分はかっこいい人生ではなかったかもしれないけど、人に恥じるような人生ではないことに気付いた。
それからすみれは少しずつみんなの輪に入れるようになり、体育の授業では身体が思うように動かせて全力疾走が気持ちいいと快感していた。
ふと、クラスメイトが亜梨沙を敵に回さないほうがいいと内緒で教えてくれる。
由ノ郷千明(よしのごうちあき)という子が亜梨沙に目をつけられて学校に来れなくなったと。
すみれは由ノ郷さんの家を訪れ、学校へ来るよう説得する。
学校は絶対辞めない方がいい!と、自分の体験から言うすみれだが、それを由ノ郷さんに言っても通じないので、亡くなったおばあさんから聞いたと力説する。
気が向いたら学校行くねと由ノ郷さんは言い、自分の気持ちを押し付けただけだったかな、と思うと翌日由ノ郷さんが登校してきてくれた。
すみれは喜ぶが、亜梨沙はそれを見て由ノ郷さんとは仲良くしないほうがいいと言ってきた。
事情を知るすみれは、きついことを言われて傷ついたのは亜梨沙さんでしょ?だったら本人に言えばいいのに周りを巻き込んで由ノ郷さんを嫌われ者にして
「めっ!!!」(だめ)
といった。
由ノ郷さんに謝ってこようというすみれに、由ノ郷さんが近づき亜梨沙にごめんと謝った。
亜梨沙も私も少しは悪かったと照れながら言った。
それをきっかけに、由ノ郷はすみれにありがとうとお礼をし、
「友達になろう。千明でいいよ」
と言ってくれたのだった。
もう一度青春を楽しみたいと思う澄の気持ちが少しずつ形になってきた瞬間だったーーー!
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スミカスミレ1巻の感想
人生は一度きり。みんな平等に時間は巡っている訳ですが、澄には厳しい父と祖母の不慮の事故により自分の時間は全くないまま60歳になってしまいました。
青春を謳歌したい強い想いから黎が現れ、高校生として人生をやり直すすみれですが、中身は60歳。感覚、価値観、思考、知識、どれをとっても今の若者とはギャップがあります。
でも、素直に澄には幸せになってもらいたいし、恋だって沢山してもらいたいです!!
初めての友達千明も出来、これから益々青春ラブストーリーに展開していく予感がします♪
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