
本作品は、作者の橘ちなつ先生が実際に体験された事を描かれたノンフィクション作品で、壮絶な闘病生活が赤裸々に描かれた内容です。
発売当初から女性に大反響で、ついに待望の分冊版8巻が配信されました♪
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妊娠したら死にたくなった8巻のあらすじ!
点滴をしながらブツブツと独り言を呟き院内を徘徊する千夏を横目に、涼太は医師の宇田川に問いかけていた。
「妻はこんな薬を飲まなきゃいけないほど状態が悪いんですか」
宇田川は、興奮して制御不能になるより本人にとっては楽なんじゃないかと話す。
涼太はその薬を飲む事での副作用を心配していたのだった。
というのも、その薬は錯乱し暴れ周りが手をつけられず自分で薬を飲む事すらできなくなった患者に用いられている薬だった。
悪くいえば廃人状態にしたのだ。
薬漬けとなってしまった千夏は涼太と我が子「翼」に会いに行ったが、母親としてまさかの感情が芽生えてしまいーーーー・・・・・。
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※以下ネタバレ注意!!
妊娠したら死にたくなった8巻のネタバレ!
院内を散歩し、売店に寄った涼太と千夏。
動物シールを眺めていた千夏に「コレも買っていこうか」と涼太はニカっと笑顔を見せた。
そんな笑った顔を見て千夏は
「この人は私の大切な人・・・」と確認した。
手にもっているドーナツを見て
「これは・・・食べ物・・・・」
自分が履いているものをみて
「これは・・・・スリッパ・・・」
自分が見たもの一つ一つを心の中で確認し、ぼんやりと「ここはどこだっけ?」と思うのだった。
そして、涼太は3ヶ月の介護休暇を取る事が出来たから、育児が出来るようになったと千夏に話した。
しかし、千夏はその事が理解出来なかった。
涼太は千夏と翼のいるNICUに向かった。
けれど、ここは怖い予感がすると千夏の足が止まった。
なんとか涼太に手をひかれ翼のいる場所まで向かった瞬間、何かが千夏の中で「ビキッ」と音を立てるのを感じた。
翼を妊娠してからの壮絶な自分がおかしくなっていった経緯が瞬く間にフラッシュバックしてしまったのだ。
そして千夏は信じられない事を口にしたのだった。
「知らない、こんな子」
「かわいくもない」
我が子にそう言い放った千夏に、看護師と涼太は言葉を失った。
やっぱり千夏の症状は一向に改善されていなかったのだ。
看護師が「あなたが産んだ男の子よ」と言いながら翼を近づけようとすると
「私はママなんかじゃない」
「気持ち悪い・・近づけないで」
と、言う千夏にホルモンバランスのせいで一時的にこうなっているだけで、千夏の本心ではないと思いたい涼太。
しかし、こんな状態で本当に治るのだろうかと不安な気持ちに陥るのだった。
涼太は千夏を病室まで送り届け、
「また来るから」
と優しく言って立ち去っていった。
千夏は薬の副作用からか、うつらうつらし病室で眠り夢をみた。
自分が妊娠していた時の夢だった。
自分の中に命が宿るってどんな感じなんだろう。
出産したら幸せな日々が待っているはず。赤ちゃんのお世話は大変だろうけど、毎日笑顔で溢れるだろう、そう思っていたあの頃・・・。
「千夏はきっといいお母さんになると思うよ」
と誰かにそう言われ、ふと目を覚ました。
すると、今度はまた新たな症状が出てしまい、千夏を更に苦しませるのだったーーー・・・。
「私」を返してーーー・・・そう呟く千夏に一体何がーーー・・・。
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妊娠したら死にたくなった8巻の感想!
自分自身を制御できなくなった事で薬漬けにされてしまった千夏。
夫の涼太と共にようやく我が子である翼に会いに行った訳ですが、この一件で更に千夏の症状を悪化させてしまう事になろうとは夢にも思ってもいなかった事でしょう。
確かに、翼を産んだ後に抑えの効かない興奮感、精神を焼き切られる程の焦燥感、両脚は自分の意思と反し1分1秒と休む事なく動き続ける状態がずっと続き、自殺未遂を何度も繰り返していた千夏なので、翼と再会した事で症状が回復するとは考えにくいかもしれません。けれども、なんとか元の千夏に戻って欲しいと翼に会わせた涼太が切なくて仕方がありませんね。
病名をつけてもらえず治療に専念出来ず、足踏み状態むしろ悪化している中でこれから1ミリでも希望が見え隠れしてくるのでしょうか?是非ご自分の手にとってご覧になってみてください!
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