
「ショムニ」を描いた安田弘之先生の大人気作品!「ちひろさん」のネタバレ感想を紹介しています♪
ちひろさん1巻のあらすじ!
黒髪をサッとなびかせ、地味な風貌の中に少しの色気。
ある日、海辺の街にあるお弁当屋「のこのこ弁当」に元風俗嬢「ちひろさん」がやってきた!
ちひろというのも、風俗での源氏名からとったもので本名は「古澤綾」。
老若男女問わず地域のお客さんを魅了し、あっという間に人気者になり、彼女が働き始めた事で店も大繁盛。
ちひろさんの魅力はなんといっても自由奔放ながらも気遣いができる部分。そして、自分が自分でいいと思わせてくれる独特の包容力。
世の中からハジケ者にされている人にも目線を合わせその人の心を鷲掴みにする。
周りはみんなちひろさんを求め憧れ、近づきたいと思う。
彼女の何がそうさせるのかーーーー???!!!
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※以下ネタバレ注意!!
ちひろさん1巻のネタバレ!
ちひろさんは元風俗嬢という事をなんの躊躇もなく挨拶代わりに相手に伝える。
その後の人の対応は千差万別。
困る人、引く人、俄然興味がわく人、同情する人、ガッカリする人、すぐに抱けると思う人・・・。
色んな人の反応をみて楽しんでいた。
ある日、ちひろさんが海辺を歩いていると、ホームレスの初老が下校している小学生から小石を投げられたり「クセェ」と笑われ、からかわれていた。
「よぉ、楽しそうだな」
と子ども達に声を掛けるとそそくさと逃げていった。
ホームレスの初老に声を掛けるがなんの返答もない・・・。
困ったちひろさんは「のこのこ弁当食べる?」と聞くと初老はとても嬉しそうに微笑んだ。
二人はビールで乾杯をし、ちひろさんはなんでこの弁当屋に勤めたくなったのか、従業員のおばちゃんは口は悪いけど梅干しと漬物は絶品!など、語った。
何も言わずただただ笑顔でちひろさんの話を聞いてくれる初老を「師匠」と呼ぶようになった。
そして、その夜師匠を自分のアパートへ連れていき、お風呂に入ってもじゃもじゃだった髪の毛をカットし、着替えも新しいものを用意した。
その後、二人で「陶芸家とその弟子」「ダメ亭主と奥さん」「女性編集家と漫画家」など「ごっこ遊び」を楽しんでは酒を交わした。
その後、ピカピカになった師匠は頭を下げ、再び深夜の徘徊に戻っていった。
数日後、街の人と話をしていて徘徊をしている師匠と遭遇すると、ちひろさんは嬉しそうに駆け寄り話しかける日々が続いた。
街の人は「人生の敗北者なのになんであいつがちひろさんと仲良くしているんだ」と舌打ちをした。
ある日、仕事を終えたちひろさんは店長に余ったお弁当をもらって師匠に渡そうと街中を探した。
探して探して、探し回った・・。
すると・・・・誰もいない木の下で倒れている師匠を発見した。
驚いたちひろさんは駆け寄り師匠を抱き寄せると、すでに冷たくなっていた。
救急車は必要なかった。
師匠の事を何も知らなかったが、涙が止まらなかった。
学生時代に友達が自殺して亡くなった時も涙なんて出なかったのに・・・。
ちひろさんは師匠を担いで山を登り、穴を掘って師匠を埋めた。
そして、最後に石を乗せて手を合わせた。
その後梅雨が過ぎ、夏が来ても師匠が姿を消した事を誰も話題にする事はなかったーーー・・・。
今日もちひろさんはのこのこ弁当で働いているーーー・・・。
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ちひろさん1巻の感想!
この作品は「ちひろさん」の前に「ちひろ」という作品名でちひろさんがナンバーワンの風俗嬢だった時の出来事が描かれている所から始まっています。
なんといってもこの作品の魅力はちひろさんの人間性の魅力だと思います!
ちひろさんのようになりたい!と思う読者の方も沢山ですし、またある方は平成30年間を生きてきた女性の在り方とも言える!など、各地で絶賛されているほどの読み応えのある作品となっています!
落ち込んだ時にふと読みたくなるような、気持ちが穏やかになれそうなこの作品、是非ご自身の手にとってご覧になってみて下さい♪
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